「ロメインレタスの蒸し煮」



うま味を吸った葉の"くたくた、シャクシャク"がたまらない


イタリア、トスカーナ地方の料理らしい。
シンプルな味付けながら旨味をしっかりと抑えた食材の組み合わせ。
アクセントとして加えたレーズンと松の実が味に深みとコクを与えます。

レタスをつかった料理なんてあまり馴染みがないのだけれど
このロメインレタスは加熱に耐える。
どうも普通のレタスとは全くの別物のようです。

口に入れると、葉にたっぷりと絡まった美味しいスープが
とろりと、口の中全体に広がっていくのがわかる。
なんだこれウマいぞ、と、更に溢れてくるであろうスープに
期待を抱いてゆっくりと噛み締めれば、
極薄いレタスの層のシャクシャクとした食感。
ゴクリと飲み込んだ後は、その余韻を味わいながら白ワインをどうぞ。


レーズンは白ワインに浸して戻しておく。
レタスは軸の部分を残して、縦に四等分に切る。

底の厚めの鍋、もしくは蓋の有るフライパンにオリーブ油をしき、
みじん切りにしたにんにくを熱する。
アンチョビのフィレを加えて香りを出す。

レタス、松の実、レーズン(浸しておいたワインごと)も加え、蓋をする。
レタスの水分によって自然と蒸し煮の状態になるが
万が一焦げそうになった場合は適宜、少量の水かワインを加える。

茎にまでしっかりと火が通ったところで塩味を整える。
器に盛りつけ、黒胡椒をぱっぱ。

〈材料メモ〉
ロメインレタス、アンチョビフィレ、レーズン、松の実
にんにく、オリーブ油、白ワイン、塩、胡椒



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