「ヨーグルトのスープ〈ヤイラ・チョルパス〉」



素朴な遊牧民のスープ。


大好きな、ヨーグルト料理のひとつ。
〈ヤイラ〉とは高原の意味だそうで、遊牧民のレシピと言われています。
ちなみに〈チョルパス〉はスープを指します。

ケバブばかりが有名なトルコ料理ですが、元々は遊牧民の国。
酸味とコクを与えてくれる食材として、煮込んだり、ソースにしたり。
現地のヨーグルトは日本のものよりも乳脂感があって濃厚。
ミントやディルのような、爽やかな香りを持つハーブ類を組み合わせると
色合いも美しく、双方の味わいが生かされます。
もちろん、今回はスーパーで売っている普通のヨーグルトを使っています。

あたたかなヨーグルトのスープとは、なかなか馴染みの無いものですが
晩ご飯にヨーグルトを摂ると、整腸効果が高いようですし
美容食として、ポピュラーになる日が来るかもしれません。


ヨーグルト、小麦粉、卵を分離しないようにかき混ぜる。
水、米、玉ねぎを加えて弱火にかける。
鍋底が焦げ付かないようにかき混ぜながら、塩味を整える。
米に火が通るまで、コトコト煮る。

別の小鍋にバターを熱し、ドライミントとチリパウダーを加えてよく混ぜる。
バターにハーブの精油成分(香り)を移すため、ひと煮立ちさせて火を止める。

スープを器に盛りつけ、小鍋で熱したバターを回しかける。
お好みでピングペッパーを散らす。

〈材料メモ〉
ヨーグルト、卵、小麦粉、米、玉ねぎ、岩塩
ドライミント、チリパウダー、バター


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