「炒め葱のリングイネと鰆のソテー」



30分もかからない、ある日の晩ご飯。


鰆(さわら)は面白い魚でした。
名前に春と入るくらいだから鰆の旬は春と思っていたのですが
実際は、春にたくさん漁れるというのが名前の由来らしく、
身に脂が一番のっているのは冬の鰆ということらしい。

もう一つ、この魚が変わっているのは
腹の部分より尾に近い部分の方が、身が締まって脂ノリが良いんだそうな。

とりあえず鰆を買ってきたのはいいが、冷蔵庫の中には長ネギと玉ねぎしかない。
ということで、てきとうなパスタソースを。

ゆっくりと火を通したネギは何もせずとも、とろみを帯びたソースへ。
ピリッとするネギの辛さが、全部甘みに変わってしまう不思議。
本当にネギだけなのが信じられないほどおいしい。
最後に加えたバターと醤油の香りが食欲をそそります。


鰆は塩をしておく。
フライパンに、オリーブ油をしく。にんにくを熱して香りを出す。
にんにくは焦げてしまう前にとり出す。
しっかりと熱されてるのを確認したら、鰆の切り身を焼く。
片面に焼き目がついたら火を少し弱め、裏返してアルミホイルを覆い被せる。
中まで火が完全に入る直前で火を止め、切り身の上にバターを乗せる。
バターが溶けたらフライパンから取り出す。ホイルで包んでおくと冷めない。

玉ねぎと長ネギを適当な大きさに切る。にんにくはみじん切りする。
リングイネを茹でる用意をする。湯にはたっぷり目の塩を。

フライパンにオリーブ油をしき、にんにくを熱する。
香りがたったら、玉ねぎと長ネギを加え、塩をして炒める。
火がしっかりと通ったら水を加えてしばらく煮詰める。
ネギがくたくたになった所で、バターを溶かし醤油をひと回しかける。

リングイネを茹でる。茹で汁をとっておく。
規定の時間より1分ほど早くざるにあげ、手早くソースの入ったフライパンに。
この時、茹で汁を少々加え、しっかりとかき混ぜることで
パスタソースをしっかり乳化させること。

それぞれを器に盛る。
お好みで黒胡椒、ピンクペッパー、パセリなどを散らす。

〈材料メモ〉
鰆、長ネギ、玉ねぎ、にんにく、バター、黒胡椒
ピンクペッパー、パセリ、醤油、オリーブ油、リングイネ







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