「ビーツのヨーグルトカレー」
鮮やかさとは裏腹に、穏やかで優しい味わい。
自然由来の色とはにわかに信じがたい、ショッキングなピンク。
全て、ビーツから滲み出たまんまの色です。
土色をした大きな蕪のような野菜で、切り口は浅黒い赤。
これって本当に食べれるの?と警戒したくなるが
生で食べてみると、ほんのりと甘い。大根と蕪の中間のような食感。
最近はスーパーでも頻繁に見かけるようになったと思います。
そんなビーツをシンプルなスパイスとヨーグルトでサッと煮た料理。
ビーツの甘味とヨーグルトの酸味が重なった奥深い味わいは、
肉や魚を使わずとも満足感が出ます。
暑い夏には、薄めに作ったものを冷製スープのようにしても美味しいだろうな。
ビーツをダイス状に切り、軽く下茹でする。
玉ねぎとパクチーの根はみじん切り、にんにくと生姜はすりおろす。
鍋に油とホールスパイスを入れて、弱火から熱する。
マスタードシードが弾けたら、玉ねぎを加えて炒める。
玉ねぎが飴色になったところで、にんにくと生姜、パクチーの根を加えてさらに炒める。
焦げ付かない様に気をつけながら、ビーツを加える。
軽く火が通ったところで、塩とひたひたの水を加えて煮込む。
鍋がぐつぐつしてきたら、パウダースパイスを加えて火を通す。
ビーツにしっかり火が通り、水かさが減った所でよくかき混ぜたヨーグルトを加える。
塩味を整え、以降は長時間煮込まないこと。
ビーツのカレーの中央に生のカレーリーフを置く。
小さな鍋を用意し、テンパリング用スパイスと油を火にかける。
マスタードシードが弾け出したところで、ヒーングとんとんと加えて
中央に置いたカレーリーフの上に熱い油をかける。油が爆ぜるので注意。
さっとかき混ぜて、出来上がり。
〈材料メモ〉
ビーツ、玉ねぎ、にんにく、生姜、パクチーの根、ヨーグルト
ホールスパイス:ブラウンマスタードシード、メティ
パウダースパイス:コリアンダー、クミン
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