「南インドのヨーグルトご飯〈カードライス〉」



私の一番好きな南インド料理です。


ご飯にヨーグルトと聞いて、ギョッとする人は少なくないだろう。
カード(=プレーンヨーグルト)と南アジア特有の長粒米で作る、
油っこい料理の後でも、さっぱりといただけるお粥?のような存在。

香り豊かなバスマティライス、ひとつひとつの粒が
真っ白なヨーグルトを吸って少しぽってりと。
口に入れると爽やかな酸味の後にまろやかな乳脂のコクが感じられる。
そして後から塩味と香ばしいマスタードシードとカレーリーフの香りが
じんわりと染み出てくる、、、気がする。

細かなダイス切りにした生姜は忘れないでほしい。シャープな辛さがいいです。
サンバルやココナッツチャトニと共に食べると最高です。
おいしくって水を飲むかのようにサラサラと口に流しこめてしまう。


バスマティライスは少し硬めに炊いておく。お冷でもいい。
生姜は1ミリ角に刻む。にんにくはすりおろす。

バスマティライスを鍋にとり、牛乳を少量加えて粒同士がほぐれるようにする。
弱火にかけて少しとろみがつくまで温める。
よくかき混ぜたヨーグルト、生姜、にんにくを加えて軽く混ぜ、火を止める。
塩味を整えて、出来上がったものの中央にカレーリーフを乗せておく。

別の小さな鍋に油をしき、ホールスパイスとチャナダルを加熱する。
ダルが色づき、マスタードシードがはじけだしたらヒングをトントンと加える。
そのまま手早く、先にご飯の上に置いたカレーリーフの上に熱々のスパイスオイルをかける。
音がして、油が跳ねるので注意。

パクチーを散らして出来上がり。


〈材料メモ〉
バスマティライス、ヨーグルト、牛乳、にんにく、生姜
パクチー、カレーリーフ、塩
マスタードシード、メティ(ホール)、チャナダル(乾燥したもの)、ヒング


▼是非、サンバルをかけて食べて欲しい。

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